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プラチナの歴史

プラチナ(白金)とは、どんな金属なのでしょうか。

宇宙から来たプラチナ(白金)

宇宙からやってきた貴金属

現在地球でプラチナ(白金)が採集できるのは、約6,500万年前に隕石が衝突してできた地層です。そのプラチナは1トンの原石ストーンからわずか3グラムしかとれない希少な貴金属。はるか遠い起源を持ち、時空を超えて旅してきた貴重なプラチナは、白く高貴な輝きを放ち、けっしてサビず変わらないことから、永遠の愛を誓う結婚指輪の定番となっています。

貴金属の王様になった「プラチナ」

18世紀になって、プラチナはようやく学術的に認められました。スウェーデンの科学者がプラチナの溶解に成功。金、銀、鉄、銅、錫、鉛につづく7番目の金属であることを突きとめたのです。そして1780年代にはフランス王ルイ16世が「プラチナは王のみふさわしい貴金属」とたたえられ、その価値にふさわしい地位を得ました。

人類の歴史に現れては消える

現存する世界最古のプラチナ製品は、古代エジプトの女性神官の遺跡から出土した化粧入れとされています。また古代アンデス文明のインカ帝国でも高度な精錬技術を使い、プラチナと金で宝飾品をつくっていました。しかし、インカ帝国を侵略したスペイン人はその価値を理解せず「扱いにくい粗末な金属」として川に投げ捨ててしまいました。‘プラチナ’という名は、スペイン人がつけた「小粒の銀」という蔑称が語源とされています。

指輪
王様