金属が微粒子になって、コロイド状態(水の中に分散し、溶けているように見える状態)でいるときの色は決まっています。
金なら赤~青紫、銀なら黄色、そしてプラチナは茶褐色。
これは、金属の微粒子のまわりの電子が光と相互作用しているからで、
吸収する光の波長の違いが色の違いになってあらわれます。
もともとプラチナがコロイド状態のときは茶褐色に見えるはずですが、
「sai」はプラチナ微粒子含有量が高濃度のため、茶褐色からより黒色に見えるのです。


またいつも全体が黒色に見えることこそ、プラチナ微粒子が安定して分散している証拠。
金属の分子が沈殿せず、微粒子が電位をもっているため反発し合っているからこそ、
いつも全体に分散し光を吸収することで黒く見えているのです。